錚吾労働法

六二回 育児と介護
 少子高齢化社会が到来しております。こどもを大切に育てるのは親の当然の責務であり、老親など家族の介護もまた若い家族成員の神聖な役割です。また、これらの責務と役割は、私的なものであるばかりでなく、社会的なものであり、その円滑な遂行を可能ならしめるのは国の仕事でもあるのですよ。これは男の役割、あれは女の役割などと言っていた時代は、もうとっくに過ぎ去っていると思って下さい。
 「俺は子育てはしない」などと威張っている化石男は、結婚する資格はないな。「俺の親の面倒は嫁が看るのが当たり前」などと言っている男は、妻から三行半で離婚されてもしかたないな。同じようなことを言う女もいるだろうな。お互いに人間性を取り戻しましょう。