2011-04-26から1日間の記事一覧

錚吾労働法

六九回 原子炉事故と労働④ 労働者の被曝は、確実に発生している。遺伝子レベルでの検診も、なされることとなろう。業務上の負傷または疾病についても、未だ確実な医学的知見が確立されていない被曝の程度をきちんと検討して、その存否が確定されねばならない…

錚吾労働法

六八回 原子炉事故と労働③ 新聞などマスコミ各社が報道している原子炉及びその近辺での労働は、原子炉のこれ以上の暴走を鎮静化させようとする「英雄的労働」であって、まことに過酷な、未経験な労働です。自分の命を的にして戦う労働です。これらの労働に従…

錚吾労働法

六七回 原子炉事故と労働② 250mSv。これは、福島の事故原子炉で働いている労働者が被曝する線量の上限とされる線量です。厚労省は、3月15日、省令改正により、事故原子炉での「緊急作業時」の限定して、体にうける放射線の被曝線量の限度を100m…

錚吾労働法

六六回 原子炉事故と労働① 3月11日の東北地方大地震とそれに伴って生じた原子炉事故は、人類が初めて経験する未曾有の大災害となってしまいました。放射線または放射能を有する物質が、かなり広範に飛散したと思われます。震災の被災者には、自宅への帰宅…